クラフトビールに興味はあるけれど、なんとなくハードルが高い。種類が多すぎて選べない。 横文字ばかりで難しそう。そんな理由で、結局いつものビールに戻ってしまう人は意外と多いのではないでしょうか。
ですが、クラフトビールは本来とても自由なお酒です。 詳しい知識も、専門用語も必要ありません。ただ自分の舌で、おいしいかどうかを感じるだけでいい。それだけで十分楽しめる世界です。
今回は、ビール初心者の人が肩の力を抜いて始められる、クラフトビールの入り口を紹介します。少しだけ視点を変えるだけで、いつもの晩酌がぐっと面白くなります。
クラフトビールは 個性を楽しむビール
クラフトビールとは、小規模な醸造所が手づくり感覚で造るビールのこと。
大量生産よりも、味や香りの個性を大切にしているのが特徴です。
そのため、同じビールでも味わいは本当にさまざま。
- 柑橘のように爽やかな香りがするもの。
- コーヒーやチョコレートのようなコクがあるもの。
- フルーツジュースのように甘酸っぱいものまであります。
ここまで違うと、本当に同じビールなのかと驚くはずです。同じビールでもここまで個性が違う。 この振れ幅こそが、クラフトビール最大の魅力です。
最初は苦くないタイプから始める
初心者がつまずきやすいポイントは苦味です。いきなり苦味の強いスタイルを選ぶと、ビールはやっぱり苦手だと感じてしまいがちです。最初はやさしい味から入るのがコツ。おすすめは次のようなタイプです。
- ペールエール
- ヴァイツェン
- フルーツビール
ヴァイツェンは小麦麦芽を使ったビールで、バナナのような甘い香りが特徴。
ビール特有の苦味が少なく、とても飲みやすいスタイルです。
ここで印象が変わる人は本当に多く、ビールのイメージががらりと変わるきっかけになります。
グラスに注ぐだけで味が変わる
瓶や缶のまま飲むのも手軽で良いですが、できれば一度グラスに注いでみてください。香りがふわっと立ち上がり、味がやわらかくなります。
泡が立つことで口当たりもなめらかになり、同じビールとは思えないほど印象が変わります。たったひと手間でおいしさが底上げされるので、これはぜひ試してほしいポイントです。
飲み比べると一気に楽しくなる
クラフトビールの本当の楽しさは飲み比べにあります。一本をじっくり飲むより、少量ずつ違う味を試すほうが圧倒的に面白い。色の違い、香りの違い、後味の違い。
並べるだけで小さなビールイベントのようなワクワク感があります。
料理と合わせると世界が広がる
もう一歩踏み込みたい人は、料理との組み合わせにも挑戦してみましょう。難しい知識はいりません。直感的な組み合わせで十分です。
- 唐揚げとペールエール
- ソーセージとヴァイツェン
- チョコレートと黒ビール
これだけでも驚くほど相性が変わります。
特に黒ビールと甘いデザートの組み合わせは、ちょっとしたデザート気分。ビールが食後の一杯としても楽しめることに気づきます。食事と合わせることで、クラフトビールはさらに表情を変えてくれます。
知識よりも感覚が大事
クラフトビールの世界には細かなスタイル分けや専門用語がたくさんありますが、それらは後から知れば十分です。
いちばん大事なのは、単純においしいと感じるかどうか。今日はこれが飲みたい。
この香りが好き。その感覚こそが正解です。詳しくならないと楽しめないお酒ではありません。むしろ自由に選ぶほうが、クラフトビールらしい付き合い方です。
まずは一本だけ選んでみる
最近はスーパーやコンビニでもクラフトビールが普通に手に入ります。特別なお店に行かなくても、気軽に楽しめる時代になりました。いつものビールの代わりに、今日は一本だけ違うラベルを選んでみる。それだけで、少し新鮮な時間が生まれます。
もし気に入ったら、次は別の味も試してみる。その繰り返しが、自然と自分だけの好みを教えてくれます。クラフトビールは、構えずに楽しむお酒です。頑張らなくていいし、詳しくならなくてもいい。
気軽な一杯が、ちょっと特別になる。その感覚を、ぜひ味わってみてください。








