コラム

ビールのパッケージに書いてある謎のアルファベット!ABV、IBUって何だ?

ビールを飲むとき、ラベルに「ABV」や「IBU」と書いてあるのを見たことがありますか?
初めて見ると、「何の数字だろう…?」と戸惑う人も多いはず。実はこの数字、ビールを楽しむ上でかなり役立つ情報なんです!
今回は、ビール初心者に向けて ABV(アルコール度数) と IBU(苦味指数) をわかりやすく解説します。これを知れば、ラベルを読むだけで自分好みのビールを選べるようになりますよ。

ABVとは?アルコール度数のこと

まずは ABV(Alcohol By Volumeの略) から。簡単に言うと、ビールの アルコールの濃さを示す数字 です。
たとえばラベルに「5% ABV」と書いてあれば、ビールの中のアルコールが5%含まれているという意味です。

初心者向けポイント

  • 数字が大きいほどアルコールが強い

  • 飲むスピードや量を調整する目安になる

具体例で見てみましょう。

  • ビールA:4% ABV → 軽めでゴクゴク飲みやすい

  • ビールB:8% ABV → 味もアルコール感もしっかり、じっくり楽しむタイプ

つまり、初心者ならまずは 4〜5%程度の軽めビール から試すのがおすすめです。アルコール度数が高いビールは美味しいですが、飲み過ぎると翌日が大変…。少しずつ好みの度数を見つけるのがコツです。

IBUとは?ビールの苦さの目安

次は IBU(International Bitterness Unit)。日本語では「国際苦味単位」とも呼ばれ、ビールの 苦味の強さ を数値で表したものです。
この苦味の元は主に ホップ。ホップはビールに香りや味のアクセントを与え、苦味を生み出します。

初心者向けポイント

  • 数字が大きいほど苦味が強い

  • IBUが低め(10〜20)はフルーティでまろやか

  • IBUが高め(40〜100)はしっかり苦い、ホップ好き向け

具体例:

  • IBU 15 → 軽くて飲みやすいラガーに多い

  • IBU 60 → 苦味がしっかり効いたIPAなどに多い

苦味が苦手な人は、まず IBUが低めのビールから挑戦するといいでしょう。苦味に慣れると、徐々に高IBUのビールも楽しめるようになります。

ABVとIBUの組み合わせでビールを選ぼう

ここまでで、ABVとIBUの意味はなんとなくわかりましたね。でも、「じゃあ自分に合うビールはどうやって選べばいいの?」という疑問もあるはず。
そこで ABVとIBUを組み合わせて選ぶ目安 を紹介します。

  • 低ABV・低IBU → 初心者や軽く飲みたい人向け。飲みやすくフルーティなビールが多い

  • 高ABV・低IBU → アルコール感は強めだけど、苦味は控えめ。じっくり味わいたい人向け

  • 高ABV・高IBU → 苦味もアルコールもガッツリ。IPAやベルギー系など、ビール好き向け

つまり、ラベルを見て ABVとIBUをチェックすれば、初心者でも自分にぴったりのビールがすぐに見つかります。最初は軽めのビールから挑戦して、少しずつ好みの度数や苦味を探してみてください。

まとめ

  • ABV はアルコール度数

  • IBU は苦味の強さ

  • 数字を見れば、ビールのアルコール感や苦味の度合いがわかる

  • 初心者は 低ABV・低IBU から挑戦 → 慣れたら少しずつ幅を広げる

ラベルの数字を理解するだけで、ビール選びはぐっと楽しくなります。
次にお店でビールを選ぶときは、ぜひ ABVとIBUをチェックして、自分に合う1杯を見つけてみてくださいね。