クラフトビールの王道、IPAとは?
最近、「IPA」という言葉を耳にすることが増えてきた方もいるのではないでしょうか?クラフトビール好きの間では定番中の定番ですが、初心者には少し取っつきにくい存在かもしれません。でも安心してください!この記事では、IPAの基本から、その魅力までを解説します。
IPAってそもそも何?
IPAは「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」の略。18世紀のイギリスで生まれたビールのスタイルで、インドに輸出するために開発されたのが始まりと言われています。当時、長い航海中にビールが腐らないようにするため、殺菌、防腐効果のあるホップを大量に使用して防腐効果を高めた結果、独特の苦味と香りが生まれました。この工夫が、現在のIPAの特徴として受け継がれているんです。
IPAの特徴は?
IPAの魅力は何といってもその「ホップ感」。ホップとはビールに香りや苦味を与える植物で、IPAではこれがふんだんに使われます。その結果、次のような特徴が楽しめます:
- 苦味のキレ
初めて飲むと「苦い!」と感じるかもしれません。でもその苦味がクセになるんです。 - 華やかな香り
柑橘類、フルーツなど、使用するホップの品種によってさまざまな香りが広がります。 - アルコール度数が高め
一般的なビールよりもアルコール度数が高いものが多く、しっかりした飲み応えがあります。
どんなIPAがあるの?
IPAにもいろいろな種類があります。初心者向けに代表的なスタイルを紹介しますね。
- ウェストコーストIPA
アメリカ西海岸発祥。シャープな苦味と柑橘系の香りが特徴で、アルコール度数も高め。IPAの王道とも言えます。 - ニューイングランドIPA(NEIPA)
アメリカ合衆国の東北部、ニューイングランド地方から生まれた新世代IPA。苦味が抑えられ、フルーティーでジューシーな味わいが特徴。濁った見た目の「ヘイジーIPA」もニューイングランドIPAに定義されます。あぶくまビールが手がける「乙な麦酒」もニューイングランドIPAになります。 - セッションIPA
IPAの香りや味わいはそのままに、アルコール度数を抑えたライトなスタイル。長時間ゆっくり飲むのにぴったりで、気軽に楽しみたい人におすすめです。ホップのキレのある苦味と、鼻に抜けるフルーティな香りが特徴で、ビール初心者にもおすすめな一杯です。
初心者におすすめの飲み方
IPAはその強い個性から、初心者にはハードルが高いと思われがち。でも、いくつかのポイントを押さえると楽しく味わえます!
- 冷やしすぎない
冷えすぎたビールは香りや味が感じにくくなるので、冷蔵庫から出して数分置くのがおすすめ。温度としては、10〜12°Cが最適と言われています。 - 最初はフードと一緒に
IPAは濃い味付けの料理と相性抜群。ハンバーガーやスパイシーな料理、ブルーチーズなどと合わせてみてください。
まとめ
IPAはその個性が強い分、好き嫌いが分かれるビールです。でも、一度その魅力に気づけば「他のビールじゃ物足りない!」と思うほどハマる人も多いスタイルです。ぜひ、この記事を参考にお気に入りのIPAを見つけて、クラフトビールの世界を楽しんでください!
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